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マネキネコ(ゲームレビュー)

同人フリーゲームのレビューをしております。 たまに、アニメなどの話題も。

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このタイトル画面にも、意味があります……。

制作:小麦畑
ジャンル:ホラー風味探索ADV

一部にショッキングな流血描写・追いかけっこ要素あり


光を受けて、少女は見知らぬ大聖堂で目を覚ました。
彼女を導き、そこから脱出させることができるのか。


(制作サイトより引用)


「ダンス・マカブル」という探索&脱出風アドベンチャーゲームが、とても素晴らしいです。

とても素晴らしい作品、なのですが、全ての人に薦められるゲームか?と言ってしまうと少し首をかしげてしまいます……。それくらい灰汁の強い(と言ってしまうと失礼かもしれませんが)フリーゲームです。

神出鬼没の、この謎の男が物語のカギを握っています。

このゲームにおいての最終目的は、薄暗い大聖堂の中、一人記憶を失くして目覚めた少女・アルエットをプレイヤーが出口まで正しく導き、正しい結末を目指すこと。

右も左も分からない主人公・アルエットには、所謂「体力(HP)」の代わりに「正気度(要はSAN値)」が設定されており、それをゼロにしないように上手く立ち回らなければなりません。
なるべく彼女の正気を保った状態で、出口まで導いていきましょう。

一部攻略に追いかけっこを強いられるシーンもありますが、ゲームの設定画面からほぼ無効化させることも出来るので、追いかけっこが苦手、というプレイヤーでも安心してプレイできます。


ネタバレ含む感想は、続きからどうぞ。(ネタバレ部分を読む場合はグレーの文字を反転させてください)

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製作:ねじまき亭
ジャンル:女性向け恋愛×脱出ADV


うららかな午後。
うたた寝から目覚めたクレア(名前変更可)は、密室に閉じ込められていた。
傍らには何故か、幼馴染のロバートの姿が‥・。


(制作サイトより引用)

いろいろワケあって、クレアはロバートと疎遠になっています。

ロバートに相談。脱出のヒントを教えてくれる事もあれば、たまに変なことを言ったりも。


久しぶりに脱出ゲームのレビューでもしようかと思います。すごく面白い脱出ゲームがあったので!

主人公の令嬢・クレアが目を覚ますと、なぜか彼女の傍には疎遠になった幼馴染・ロバート(攻略対象)の姿が。
更に、なんと彼らはとある部屋の中に一緒に閉じ込められていました。

突然の出来事に驚くクレア。まあ普通は驚くわな。
嫁入り前の娘がこのまま、若い男性とずっと二人きり、というわけにもいかないクレアは、なんとか自力で鍵の掛かった部屋からの脱出を試みるのですが…。


乙女ゲーム要素と本格的な脱出ゲーム要素が、見事によく合わさっているゲームだと思いました。
あと、二人の顔のアイコンが場面によってテテッと動いたりするのも見てて楽しい。なるほど、こういう演出もアリだな、とニヤリとしてしまいます。
 

二人が閉じ込められている部屋には数々の謎が隠されており、中にはメモ帳必須のものもあって、なかなか手強い。

ロバートは基本プレイヤーを助けてくれることはありませんが、攻略に詰まった時に「相談する」ことでヒントを教えてくれます。
「全然分からん!!」っていう時には、ガンガン質問攻めにしていけばそのものズバリな回答をくれます。

いくつか本気で分かんないのがあって、その度に相談しまくってロバートを困らせてました。ごめんよロバート…。


脱出ゲームを遊ぶのもすごく久しぶりなもんで、大分、勘と謎解きスキルが鈍っておりました。
なんとか、自力でクリアすることができましたが苦労しました…。

特に、ピアノのところ……。


脱出ゲーム要素以外にも、乙女ゲームの要素も満載。
ただ単純に謎を解くだけではなく、いろんな場所をクリックしたり、特定の条件を満たすことで様々なエンディングに分岐します。

また、エンディングの分岐は基本、ロバートに「頼る」か「頼らない」かどうかで決まります。
良いエンディングが見たいのなら、なるべくロバートに頼らず、自力で謎を解くことが条件になります。


いろんな所をクリックしていくと、クレアがなぜ幼馴染と距離をとってしまったのか、ロバートが胸の内に秘めた想いなどが少しずつ見えてきます。

このへんの、クレアとロバートとの間で起きた、気持ちのすれ違いについてのエピソードも実は、後々の脱出の攻略にも関わってくるので見落とさないようにしましょう。

読めば「全くお前らはもー、じれったいなぁ!」と思うこと間違いなしです(笑)
そう思う分、ハッピーエンドに辿り着いた時の嬉しさもひとしお。 お前ら末永く結婚しろ!


脱出も乙女ゲームも両方一緒に楽しめる、一粒で二度美味しい作品でした。
良作です。オススメ!

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制作:喘葉の森 作品ページ
ジャンル:探索ホラー風セクハラゲーム  ※プレイ推奨年齢15歳以上


今、結構話題になっているゲームらしいので、気になってプレイしてみました!
「探索ホラー風セクハラゲーム」って………! インパクトすごい!

とある館に、清掃員のバイトの面接の為にやって来た主人公・怜一。一緒に着いて来た黒先輩と共に、彼はバイト先である不思議な館に閉じ込められてしまいます。
黒先輩と一緒に館の外へ脱出するために、館の謎を解いていきましょう。


「探索ホラー風」と書いてありますが、ホラー要素は無きに等しく、雰囲気だけのものになっております。
脱出の手がかりを見つけるための謎解きも幾つか存在しますが、どれも難易度はそれほど高くなく、脱出に詰まってしまっても先輩が分かりやすいヒントを教えてくれます。

おそらく、このゲームにおいては脱出や謎解きはストーリーの雰囲気を盛り上げるためのスパイスに過ぎず、黒先輩にセクハラしまくることが真の楽しみ方かと思われます。


黒セーラーに黒タイツ、黒髪ストレートロングの黒先輩がとにかくエロ可愛かったです。
先輩の、タイツに包まれた太もものムチムチ加減の描写が素晴らしい。
全体的にスチルから、制作者様の足に対するこだわりと情熱が感じられます。

「セクハラ」コマンドによる、セクハラのバリエーションが非常に豊かで、同じ行動を選んでも、選択した場所によってシチュエーションにも細かい変化が現れるなど非常に良く作りこまれています。
ゲーム本編をクリアすると「セクハラ履歴」なるファイルがゲームフォルダ内に出現したりと、やりこみ要素の高いシステムとなっています。


無表情の仮面を決して崩さない先輩の胸を突然鷲掴みにしたり、スカートを捲ったり、足を撫で回したりと様々なイベントが満載で楽しめました。
ホラーな雰囲気漂う不思議な洋館、というシチュエーションも相まって、[緊縛&目隠し]イベントや[放置プレイ]なども背徳感たっぷりでエロティック。あと、先輩の[メイド服姿]がかわいい。

「え?こんなことまでしていいの?」と思えるようなセクハラにも無表情で平然と流すどころかむしろ喜ぶ先輩にちょっとした恐怖すら感じますが、一体何が彼女をそうさせるのかがとても気になります。
「私は怜一くんの従僕…」や「怜一くんになら何をされたって…」などといった言葉をしれっと言っちゃう、最初から好感度100%で怜一にデレデレな先輩の背景などももっと知りたいな、と思いました。

トゥルーエンドのオチがなかなか秀逸。彼らの絶妙な距離感の描写にニヤリとしてしまいました。
もっと黒先輩と怜一の絡みが見たいと感じるほど、キャラクターがとても魅力的でした。

先輩の魅力を堪能してみたいという方におすすめです。ホラー要素はほとんど無いので、ホラーが苦手な方も是非プレイしてみてください。


ふりーむ! の「黒先輩と黒屋敷の闇に迷わない」作品ページはこちら

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制作ブログ
ジャンル:脱出ゲーム


いけにえの人間に逆に閉じこめられちゃった魔女、セレン。
脱出して捕まえることは出来るのか?


(ふりーむ! の紹介ページより引用しました)

可愛らしいタイトルイラストに惹かれてプレイしてみました。
タイトルの「かんたん脱出ゲーム」というフレーズの通り、ゲームの難易度は低め。

主人公の魔女・セレンは恐らく年端もいかない少女だからなのでしょうか、「いけにえ」である少女・シアルルに対する扱いも随分可愛いものです。
そのため、ゲーム中の雰囲気は一貫としてほのぼのとしたもので、脱出ゲームにつきものなホラー表現はありません。
脱出ゲーム初心者にも優しい難易度とゲームバランスだと思います。
全体的にサクサク進められて、ストレスフリーな設計で好感が持てました。

ストーリーのラストもほのぼのとしたもので、ほっこりとした気分になりました。
セレンとシアルル、どちらのキャラも可愛いし、ゲーム中でもちょくちょく話しかけられる無機物たちもイイですね。
 

サクっとプレイできる、可愛い脱出ゲームでした。興味を持ったなら是非。

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制作サイト:Daniel Benmergui (English Site)
ジャンル:探索/脱出ゲーム



dead world


full of shades


today I die


面白いFlashゲームを見つけたので、ちょこっと紹介したいと思います。
このゲームのジャンルは少し不明瞭なのですが、クリアの最終目的から察するに「探索」もしくは「誘導」系ゲームに近いです。


一人の女性が、海の中と思しき場所に漂う画面には、上記の文章と"dead" ,"dark", "painful"といった言葉のみが最初に表示されます。
プレイヤーは"dark" ,"painful"などの言葉を入れ替えることができますが、ただ入れ替えるだけではクリアにはなりません。


死を迎えた彼女を絶望の世界から救うには、ある一定の条件を満たさなければいけません。
謎解きやアクション要素も一応ありますが、マウスのクリックとドラッグのみの簡単な動作を必要とするだけで決して難しいものではありません。


ゲームの言語は英語ですが、易しい単語ばかりなので簡単に理解できると思います。


暗闇、そして絶望と死の世界になすすべも無く漂うだけの彼女。
最後に彼女が迎えた世界は――?
とてもハイセンスな作品。ラストは是非、ご自分の目で確かめてください。


「Today I Die」のプレイはこちら。(リンクで直接プレイページに飛びます)

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制作:小麦畑
ジャンル:探索謎解きADV



電車に乗っていたはずの男の子は、なぜか古い家の中で目覚めた。
突然現れたモノノケたちに導かれて、彼はそのデンシャの探索を始める。

アイテム使用系の探索ADV。
暗号・計算・パズルなどは一切なし。ホラー要素なし。
難易度はそんなに高くなく、プレイ時間一~二時間ぐらいを想定。
ただし世界のルールを把握するまでは、多少手間取るかも。

(フリーゲーム 夢現の紹介ページより引用)


「冠を持つ神の手」、「マヨヒガ」や「オシチヤ」といった高いクオリティのフリーゲームで有名な「小麦畑」さんの最新作です。
今作も素晴らしい作品で、プレイし終わった今、興奮が冷めないうちにレビューしようと思います(笑)


制作者様によりますと、劇団「少年王者舘」へのオマージュ作品なんだそうです。
だからなのでしょうか、最初から最後までこのゲームには映像作品のような「見せる」演出が光っており、「先が気になって仕方ない」物語の展開が大きな魅力となっています。

ドット絵も可愛らしく、男の子のちょっとした動きにも細かい違いがあったりして、制作者のこだわりを感じる部分もありました。
(特に少年が重いものを持って運ぶ時の姿勢や歩く速度の違いが良かったです)

ゲームシステムとしては、脱出ゲームの形に近く、主人公である男の子を使って不思議な電車の中を探索し、アイテムを集め、脱出のヒントを探すといった感じ。
電車の車両のナンバープレートを回転させたり、ひっくり返したりすることで電車の中に変化が現れたり、行けなかった場所へ行けるようになったりします。

プレイし始めのうちは、プレートの使い方が分からなくて混乱するかもしれませんが、その世界の法則性に気付けば攻略も楽になります。
私はまず、プレートをどっちに回転させれば良いのかで四苦八苦しました(笑)


一つ一つの条件を満たすたびに現れる、一人の『女性』の記憶。
それは[激動の時代の流れの中、懸命に生きた人間が確かに刻んだ歴史]でもあります。
まるで(作中に登場するモノノケの言葉を借りるなら)、「がむしゃらに」「一心不乱に」走る電車のように。

ラストシーンの演出がとにかく迫力があり、ワンシーンも見逃せなくて、ずっとディスプレイに目が釘づけ状態に。
[『彼女』の人生の「デンシャ」はとうとう終点に辿り着きました。男の子の「デンシャ」もまた『彼女』と同じように終点を目指して走り続けるのでしょう。]
最後のスタッフロールが出てくる、独特の演出には鳥肌が立ちました。

他のゲームには無い、独特の雰囲気を味わえるゲームです。とても素晴らしい作品でした。おすすめ。

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プロフィール

HN:
炎 みやび 
性別:
女性
趣味:
ゲーム、アニメ、読書、料理etc...
自己紹介:
※初めて訪問された方は、「ブログ概要」に目を通して下さると嬉しいです。

気ままに、好きなゲームのレビューを書いております。主にフリーゲーム中心。
女性向け(乙女・BLゲーム)の感想も扱うのでご注意ください。
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