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マネキネコ(ゲームレビュー)

同人フリーゲームのレビューをしております。 たまに、アニメなどの話題も。

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 制作:TetraScope
ジャンル:乙女向け恋愛アドベンチャーゲーム

フリー版:R15 シェア版:R18


桜哉は大切な家族で、桜哉は桜哉で、桜哉は――?
西暦2XXX年。
生活の機械化が進み、人間とロボットが日常で当たり前のように共存するようになった頃の日本。

今は亡き父の研究のもとに生み出された桜哉(さくや)は、自我と感情を持つ限りなく人間に近いアンドロイドだった。
10年以上共に生活をし、桜哉との間に"家族"以外の関係性を疑うことなど無かったある日。
久しぶりに再会をした幼馴染みの上村榛から、桜哉についての取引きを持ちかけられる。
その日から少しずつ、桜哉との関係に変化が現れ始めて――。

人間とロボット。
それぞれの感情と記憶が交差する、ショートラブロマンス。


(制作サイトより引用)


『私のリアルは充実しすぎている』をプレイしてから、TetraScopeさんの作品に俄然興味が沸いてきた私は、そこでふと「そうだ、『わたじゅう』をプレイし終えたからには、各所で話題になっている『桜哉』をやらねばなるまい……!」と思い立ち、早速今日体験版をプレイしてみました。

う~ん、やはりこちらの期待を裏切らない仕上がりの作品のようで、今から完成版の購入にワクワクが止まりません。
グラフィックも音楽も、みんな素晴らしい!


この『桜哉』という作品には、フリー版とシェア版、二種類の頒布方式があるのですが、無料と有料の間には、エンディングの数が多いか少ないかという大きな違いが。

もちろん、シェア版の方を購入させて頂くことにします。


フリー版との差異には、性描写の有無も含まれますが、乙女ゲームで性描写はちょっと……という方にはフリー版(R15)をオススメします。こちらだけでも、メインルートのシナリオを一通り読むことができますので。


人間とアンドロイドの恋愛という、なかなか重くそして複雑なテーマを扱う本作ですが、体験版をプレイしている間、妙に既視感を覚えると思ったら…そうそう、ジャンルは全く違う作品ですが、『機械の五感』(制作:空月 BLR18フリー)になんか雰囲気が似ているような…。

変わりばえのない日常、けれどその中に確かに存在する、人間とアンドロイドの奇妙な距離感。
『桜哉』と『機械の五感』、どちらにも共通する部分はそれなのかな、とも思います。


『機械の五感』が好き、という方にも合う作品だと思います。…たぶん。

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制作:A子
ジャンル:ダークファンタジー(乙女ゲーム

フリー版:R15 シェア版:R18


魔力を得て魔女になると、その歳から成長が止まる。
主人公、リリア(名前変更可)が暮らしている村の近くの森に住む魔女は、だいぶ歳を取ってから魔女になったお婆さんだった。

魔女は若返りの薬を欲した。
材料は丁度若返りたい年頃の娘。
薬の効果は流れる歳月と共に薄れ、およそ十年で元に戻る。

主人公の村は十年に一度、森の獣が村を襲わないよう魔法をかけてもらう為、魔女に娘を捧げていた。

しかし村人達は生贄の娘を魔女の家まで連れて行くのが嫌だった。
高齢で目や足が悪い魔女も、娘を迎えに行くのが嫌だった。

そこで、娘に嘘を吐き、目立つ色の服を着せて一人で魔女の元に向かわせる事にした。

「森に一人で暮らすお婆さんがご病気だから、お見舞いに行っておくれ」

そして、少しでもその本質を誤魔化す為に、生贄の娘の事をそうとは言わず、纏う衣装の名で呼んだ。

「赤ずきん」と。

継母の企みでその年の赤ずきんに選ばれてしまったリリア。
しかし彼女を待っていたのは魔女のお婆さんではなく、魔女を食らってその魔力を得た2匹の狼だった。


(制作サイトより引用)


主人公の胸がすごく揺れます。マジで。
な、なんて素晴らしい、お肉のムチムチたぷたぷ加減……。ブラボー!

…いきなり変態的な感想から飛ばしてしまいましたが、体験版の時点で既に見どころ満載な作品になっています。
うーん、これは完成版に期待せざるを得ないッ……!


グラフィックは全て美麗なもので、時折挿入される、アニメーション効果も臨場感たっぷりで◎。文章の書き方もテンポが良くて、読みやすいです。


初っ端のプロローグから、もう既に恐ろしい。

この作品全体に漂うダークさを、序盤から惜しみなくバンバン放出してきます。
ダークで且つ、生々しい残酷描写(文章のみ)が苦手な方は注意が必要かと思われます。


本作のヒロイン・リリアの置かれている状況が(体験版の時点で)、いろいろ悲惨過ぎる。

継母に、邪険にされるだけならまだしも、生贄になるように仕向けられるわ、性格の悪い義弟(猟師)に性的な目を向けられているわと散々な目に逢っています。


本人の頭がちょっと残念で、理解力がないお陰か、だいぶ悲惨さは薄れているように感じます。
だがしかしリリアよ、お前はもうちょい危機感を持て!


生贄の証である、赤いケープを着たリリアはなんとか魔女のおばあさんの家に辿り着きますが、そこにいたのは魔女ではなく、奇妙な二匹の狼でした。

狼の兄弟二人の間で起きている、価値観のぶつかり合いの描写が妙に面白い。
魔女の魔力を得ても、自身を狼だと主張する兄と、人間になりたがっている弟。

二匹共一様に捻くれた物言いをするものの、リリアが作った美味しいご飯を食べれば一緒に尻尾をパタパタする所がまたなんとも可愛い。

そして、異常な事態に巻き込まれても、自分のペースを崩さないリリア。
彼女、神経が太いんだか鈍いんだか分かりませんが、なかなかイイキャラをしてます。


生贄になってしまったマイペースな少女と狼二匹の、奇妙な同居生活が始まるところで体験版は終了。

頭は少々ゆるいながらも、なかなか大物な感じのリリアがこれからどうなっていくのか気になるので、完成版ができるのを楽しみに待ちたいと思います。



この体験版には完全な形ではないものの、
 18禁に相当する性行為メインのルートが含まれますので、
性描写が苦手な方、
 18歳未満の方(高校生含む)のプレイはお控えください。



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ジャンル:冤罪演出ミステリーADV
制作サイト:睡眠忘街   

「冤罪演出ミステリー」というコピーに惹かれて、体験版をプレイしました!
体験版だけでもとても楽しめましたので、これは完成版に期待せざるを得ない。

以下、ネタバレまみれの感想&雑感をごちゃっと書いてます。


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制作サイト:無現堂
ジャンル:似非時代劇ADV(女性向け ボーイズ


奉行の息子の志乃は、朝稽古の帰り、辻斬りのあった現場付近で怪しい少年を見かける。

事件に関係しているかもしれない彼を探す、同心たちの捜査を手伝うことになった志乃。しかし、花街で一番の高級妓楼霞月楼に逃げ込んだと思われた少年は、忽然と消えてしまう。
浮雲・綾鳴・葛葉の三人の処女花魁をはじめ、何百人もの美しい遊女たちを擁する霞月楼には、何やら秘密があるらしい――
 
最高級の妓楼の中でも特別の美しさを誇りながら、彼女たちは何故処女花魁なのか?
毎日のように妓楼へ通いながら、一度も女を抱かない客の正体は?
辻斬り犯、狐に憑かれた令嬢、女性だけを狙った髪切り魔、花街周辺で起こる事件の真相は?
いつのまにか流され、巻き込まれていく志乃。
ばらばらに起きているかのように思われていた事件が繋がり始め、志乃は隠された因縁を知ることとなる。

(制作サイトより引用)

  
 
 現在、とっても気になっているシェアゲームの一つを紹介します。
体験版をプレイしたら完全に私の好みドストライクなテイストだったので、完成がすごく楽しみ…!

体験版では、第一章「南風」の途中までプレイすることが出来ます。
システムは回想モード、スチル閲覧、登場人物の紹介や用語集などがしっかり完備されており、動作も楽で◎。
回想で章ごとにフローチャート形式で、イベントを見ることができるのは個人的に嬉しい。

「似非時代劇ADV」というジャンルの通り、本作は江戸時代の日本を舞台としてなく、日本とよく似た「和国」という国で起きる物語となっているそうです。
なので、ゲーム中に登場する風習や呼び名、話し方などが実際の江戸時代の物とは違っている模様。ですが、そういった要素もこのゲームの一種の味。
序盤だけで、このゲームの雰囲気に引き込まれました。

グラフィック面がとても良く、スチルがどれも美麗な物ばかりで見蕩れてしまう…。特に雲雀の隠し切れない色気が漂っているスチルがヤバい。
主人公・志乃や謎の少年・雲雀を始めとする登場人物たちが皆揃ってイケメン、美女ばかりで見ごたえがあります。
人物はもちろん、花魁たちの美しい着物や簪といった小物の描写も細かくてイイ! 着物好きにはたまらないですな。

体験版では志乃が辻斬り事件に関わり、妓楼霞月楼(かげつろう)の三人の処女花魁たちの謎に少し迫る…といったところまでの内容になってます。
登場人物の中では、(不思議ちゃん系っぽい感じの)葛葉天神と晃が気になるところ。

最近、こういった時代物を題材にしたゲームが少ない気がするのでこういう作品があると嬉しくなります。
時代物好きとしては、同心、花魁、太夫、辻斬り……といったワードにトキメキを隠せない今日この頃。マスターアップが楽しみです。

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プロフィール

HN:
炎 みやび 
性別:
女性
趣味:
ゲーム、アニメ、読書、料理etc...
自己紹介:
※初めて訪問された方は、「ブログ概要」に目を通して下さると嬉しいです。

気ままに、好きなゲームのレビューを書いております。主にフリーゲーム中心。
女性向け(乙女・BLゲーム)の感想も扱うのでご注意ください。
あと、一応ネタバレには白文字で配慮しております。
時々、年齢制限があるコンテンツを紹介することもあります。
18歳未満の方(高校生含む)は閲覧にお気をつけください。

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