マネキネコ(ゲームレビュー)
同人フリーゲームのレビューをしております。 たまに、アニメなどの話題も。
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制作:TARHS/タース・エンターテインメント
ジャンル:エイプリルフール犯人当てエコノベル
それは、ネヴァジスタが用意した、ひとつの「ゲーム」
エイプリルフールに開かれたドラッグ・パーティー。
参加者はシークレット・サイトのチャットルームの住人――
「ケット・シー」「クランケ」「エイプリル」「イギー」「ミルク」「k」「ゴースト」
そして、サイトマスター「ネヴァジスタ」
「全員のハンドルネームを、最初に当てた人物に賞品を」
――5キロの覚醒剤。末端価格で二億を超す代物だ。
ネヴァジスタがマフィアから奪った覚醒剤をめぐって、
潜入麻薬捜査官、マフィアの使い、また前回のパーティの復讐劇が交錯する。
誰が友人で誰が敵なのか、何が嘘で何が真実なのか。
>Who is Neversista・・・?
果たして、パーティが終わるまでに、全てのハンドルネームを暴くことができるのか。
(制作者様のサイトより引用)
あの有名なエイプリルフールゲームがついに、ディスク化することが公式サイトで発表されました!
しかもフルボイスだそうな! 今から発売までワクワクが抑えられるかどうか…!
私、ネヴァジスタの短編ノベルの中でもダントツ、この「THE FOOL」が大好きでして…!
もう既にあちこちのサイトでレビューされているこのゲームを、今からでも、とレビューすることにします。
このゲームは、謎解き学園サスペンスADV「図書室のネヴァジスタ」(シェアウェア)のエイプリルフール企画ノベルで、
ドラッグ・パーティー参加者全員のハンドルゲームを当てる謎解きゲームになっています。
サイトによると「体験版プレイ済の方がより楽しく、より難しくなると思われます」とのことなので、本編の体験版を全てプレイした後にこちらをプレイ。
(そして、後にネヴァジスタに体験版の時点からドハマリして、マスターアップの日を首を長くして待つことになるとは思いもしなかった…)
「図書室のネヴァジスタ」の素材(背景や立ち絵)を使用していて、登場人物の名前も一緒なのですが、本編とは全く関係ありません。
[しかし、本編を知っているからこそのミスリードがまさかここに存在していたとは…]
上:チャットルームの画面。 下:ハンドルネームの入力を求められます。
シナリオを全て読み終えた後、登場人物全員のハンドルネーム入力を、キャラクター紹介の画面で要求されます。
ハンドル当てに成功するとその人物の詳しい背景と物語の全貌が明らかになります。
ハンドルを全て入力すると、エピローグが追加されるので必ず読みましょう。
たださらっと読み進めるだけでは、誰が何のハンドルなのか整理し辛いので、私はメモをとりながら推理していました。
結果、ハンドルが全部当たった時には、口に出して「やった!」と言ってしまいました(笑)
[でも、ケット・シーの正体を当てるのには苦戦しました。くそう、騙された(笑)]
この作品の最大の魅力は、やはりシナリオの上手さでしょうか。
ただのハンドルネーム当てゲームで終わらない深さが、この物語にはあります。
交錯する人間模様、嘘に続く嘘、良い意味で予想を裏切る展開、そしてエピローグの後に残る虚しさ。
エピローグでテーマソングの「月に踊る」がBGMに入った瞬間、思わず深く溜息を吐いてしまいました。
同時に「すごいゲームだなこれ…」としみじみ思いました。
あんまり詳しく書き過ぎるとネタバレになりそうなので、これ以上は書かないことにしようかな。
まずは、本編の体験版をプレイしてから、本作をダウンロードしましょう。面白さが格段に違うと思われます。
追記:「THE FOOL updatedisc(シェアソフト版・フルボイス)」のレビューはこちら。
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